生活習慣|ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科

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生活習慣|ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科

なぜ歯医者で生活習慣相談?

お口は、生活習慣の問題が一番最初に現れる場所だからです。 それはつまり、いくら時間やお金をかけて歯を治療しても、生活習慣が変わっていなければまた同じことを繰り返すだけということも意味しています。

メタボリックドミノ

メタボリックドミノ

メタボリックドミノとは、不健康な生活習慣を起点に、様々な疾患が連鎖的に発生し、最終的に重篤な病態に至るプロセスを指します。メタボリックドミノの先頭は2大歯科疾患である「虫歯」と「歯周病」であり、虫歯や歯周病を放置することで、メタボリックドミノが加速してしまう可能性を示しています。

理由①

重度の虫歯や歯周病になると、歯の痛みや喪失により、食事が困難になったり、美味しく食べられなくなったりします。これにより、偏食や栄養不足に陥り、メタボリックシンドロームのリスクが高まります。

理由②

歯周病は、糖尿病や心血管疾患、誤嚥性肺炎など、様々な全身疾患のリスクを高めることが明らかになっています。歯周病菌が血流に乗って全身に広がり、炎症を引き起こすことが原因の一つと考えられています。

生活習慣が口(歯)にもたらす影響

1.睡眠

睡眠不足やストレスは免疫力を低下させ、歯周病のリスクを高めます。一般的には、成人は7~8時間の睡眠が適切とされています。朝起きた時に「よく眠れた」と感じ、日中に過度な眠気を感じない状態が良いと考えられています。下記は当院でも紹介している良い睡眠を得るためのポイントの一例です。

  • 就寝90分前に入浴する
  • 夕食は就寝2時間前までに済ませる
  • 就寝前のカフェイン、アルコールは避ける
  • 就寝前はスマホやPCに触らない
  • 昼寝は30分以内
  • 寝室の環境を整える(適切な温度、湿度、照明、静けさ)
  • 起きたら朝日を浴びる

2.食

バランスの取れた食事によって、 カルシウムやビタミンDなどの栄養素を十分に摂取することで、歯や顎の骨を強く保ち、虫歯になりにくい口腔環境を作ります。また、繊維質の多い食品は咀嚼回数が増えることで唾液の分泌を促し、肥満予防や食べかすを洗い流す効果が期待できます。 悪い習慣でいうと、過度な飲酒は、口の中の乾燥を招き、虫歯や歯周病のリスクを高めます。また、アルコール依存症になると、栄養状態が悪化し、全身の健康にも悪影響を及ぼします。さらに、糖分の過剰・頻繁な摂取は虫歯菌のエサとなり、酸を生成して歯を溶かします。甘い飲み物やお菓子の摂取は控えめにしましょう。

ステファンカーブ

3.運動

運動不足は全身の血行不良を引き起こし、歯ぐきへの酸素供給を低下させます。これにより、歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯周病のリスクが高まります。 2021年に筑波大学が行った研究では、メタボリックシンドローム患者の一部を対象に3か月間の運動療法を実施したところ、口腔内環境が改善する可能性が示唆されました。この研究は運動不足が歯周病悪化の一因となる可能性を示しています。 また、海外の研究では、週に150分未満の運動しかしていない人は、週に150分以上の運動をしている人に比べて、重度の歯周病になるリスクが1.7倍高いという報告があります。

当院の取り組み

メタボリックドミノの連鎖を早期に察知し、患者さんの歯だけではなく、全身の健康を守っていきたいと考えています。そのために当院では、歯科医師と歯科衛生士に加え、管理栄養士・保育士・ケアマネージャー・子供指導エキスパートなどの多職種が常駐し、日々の診療にあたっています。

口腔内のチェック

衛生士さんの処置風景

定期的な検診を通じて、歯周病や虫歯だけでなく、口腔粘膜の変化など、全身疾患のサインを見逃さないようにしています。

生活習慣指導

InBody、栄養カウンセリングの風景

体組成計(InBody)を用いて体組成を分析し、食生活や運動習慣など、生活習慣全般に関するアドバイスを行います。

他科との連携

紹介状の準備風景

必要に応じて、内科や循環器科など、他科の医師と連携し、患者さんの全身管理をサポートします。

まとめ

毎日の何気ない生活習慣が、歯の健康に大きく影響を与えます。 睡眠・食・運動を整え、定期的な歯科検診を受けることで、健康な歯を長く保ち、笑顔あふれる人生を送りましょう。

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