小児矯正歯科|ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科|なかもず(中百舌鳥)駅徒歩6分の歯医者・矯正歯科

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小児矯正歯科

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小児予防矯正治療について

小児予防矯正治療について

子ども達の約8割が歯列不正という時代となっています。小さくなった上顎の影響は、そこに並ぶ歯のスペース不足だけではなく、上顎骨は鼻腔底を構成するために鼻腔容積の縮小を招きます。この鼻腔容積の縮小は様々な全身の発育に影響を及ぼしています。

口呼吸(お口ポカン)や猫背姿勢、アトピーやアレルギー性鼻炎、集中力の低下や落ち着きがないなど、子どもらしいハキがない、など多くの弊害があります。脳や身体の成長が真っ只中である子ども達にとって、呼吸・睡眠を整え健康な発育を導いてあげる事はとても大切となります。健康な成長発育は親からの一生の贈り物です。ご興味がある方は是非一度ご相談ください。

小児予防矯正の流れ

1

矯正分析

a.全体レントゲン検査

全体レントゲン検査

2次元の全体的なレントゲン写真を撮影します。永久歯の本数、先天欠如や過剰歯など年齢に適した準備や異常がないかを全体的に把握します。

b.矯正レントゲン検査

矯正レントゲン検査

矯正用の2次元の規格レントゲン検査です。現時点での骨格的成長の平均値とのズレを数値分析します。

c.気道3D評価

気道3次元評価

鼻腔底を構成する上顎骨の劣成長は鼻腔容積の縮小による鼻閉を招きます。口呼吸は低舌位となり舌根沈下による気道閉塞を招きます。現時点での鼻腔と気道を3次元で評価します。

d.口腔内3Dスキャン検査

口腔内3Dスキャン検査

3Dスキャナーにて口腔内をスキャンします。これにより噛み合わせや3D虫歯検査まで様々な情報が得られます。

e.口腔内写真検査

口腔内写真検査

いまの噛み合わせや歯肉の状態を写真で記録します。規格写真により経過が比較・評価ができます。

f.姿勢写真検査

姿勢写真検査

方眼用紙の前で姿勢の写真を撮ります。頭の位置や左右の肩の位置、全身の成長が健康に、正しい成長方向に向かっているのか評価ができます。

g.動画検査

動画検査

お話ししている動画や水を飲む動画を撮ります。歯並びへの影響は意識した癖より、無意識で行う会話や一日数千回行う唾液の嚥下が大きく影響を及ぼします。

2

オリジナルプログラム立案

分析結果のお伝えと、その子に合った矯正オリジナルプログラムを作成します。
これは分析結果のみではなく、ご家族の希望やお子さんの性格、家庭のライフスタイルにより使用器具やトレーニング内容、期間が大きく異なります。
当院では以下の矯正方法が全て可能なため、その子に合わせてオリジナルに組み合わせる事が可能です

a.筋機能トレーニング(MFT)

筋機能トレーニング(MFT)

当院にはエデュケーターという小児筋機能トレーニング専門のトレーナーが常駐しており、呼吸・嚥下を中心に口腔周囲や舌のトレーニングを行います。

b.着脱式トレーニング装置

(プレオルソ、マイオブレース)

着脱式トレーニング装置

トレーナーと呼ばれる装置は口腔内に入れることで舌のポジションが正しい位置に誘導されます。多少の噛み合わせの誘導も行います。
※このトレーナーを入れるだけでは意味が薄く、筋機能トレーニングと組み合わせます。

c.固定式拡大装置

(ハイラックス型、ファン型)

固定式拡大装置

上顎の成長が終わる10歳までは顎骨の成長をサポートすることが可能です。顎骨への作用を求めるため固定式の装置になりますが、後の抜歯矯正の可能性をほぼ無くすとともに鼻腔底が成長することで鼻腔容積を整えます。

d.固定式ワイヤー装置

(マルチブラケット)

固定式ワイヤー装置

上顎の成長が終わる10歳を過ぎると、顎骨への成長サポートが厳しくなるため歯列矯正となります。ワイヤーを利用する歯列矯正で、成人矯正と同様のマルチブラケット装置を使用します。

e.着脱式マウスピース装置

(インビザライン)

着脱式マウスピース装置

上顎の成長が終わる10歳を過ぎると、顎骨への成長サポートが厳しくなるため歯列矯正となります。マウスピースを利用する歯列矯正で、成人矯正と同様のインビザラインを使用します。

費用

費用 35万円〜

小児矯正に関するよくある質問

永久歯の歯並びはどの程度キレイになるの?

予防矯正では小児期のみで完了するため、乳歯に矯正装置を設置し予防矯正終了時でも永久歯はすべては生え揃っていません。そのため多少のねじれや角度が付いて永久歯が生えてくる事もあります。したがってご希望の方は予防矯正後に歯列矯正も行います。
但し、私の臨床経験では2023年現在までに経験した200名以上のお子さんで全体的な歯列矯正を希望された方は4名のみです。
これは永久歯が萌出する前、いかに早期に足場である骨格を整えてから永久歯の萌出に備えるかが鍵となります。

昔からよくある一期治療、二期治療の矯正と何が違うの?

当院でも行っております従来型の矯正は、あくまで「歯並び」を目的にしています。一期治療は装置と歯科医院に慣れてもらう事を主目的に着脱式の矯正装置を使用します。二期治療は成長が落ち着いた15歳程度で確定的な分析のもと歯列矯正を行います。
一期治療は成長促進より、装置と歯科医院に慣れる事が主目的となりますので、歯列矯正が始まる際に永久歯を4本抜歯する事もあります。更に、6歳頃から18歳頃までの長期間となり当院でも費用は総額150万程度となります。
予防矯正は「健康な成長発育」を主目的に小児期の2~3年で積極介入し、費用も総額50万程度です。
※ 前述した通り予防矯正は「歯並び」を主目的にした矯正ではないので、全く別の矯正である事をご理解いただいた上でどちらかお選びください。

小児矯正は費用が高額だと聞きました。

昔ながらの1期治療〜2期治療では10年近くの期間と150万程度の費用が必要でした。当院での小児予防矯正では小児矯正で積極的に介入し完結します。そのため期間は小児期の2~3年、費用は50万程度で終える事がほとんどです。

日常生活に支障は?

固定性装置を用いるRMEプログラムの4ヶ月は見た目や発音、咀嚼、嚥下などに影響が出ます。スポーツや吹奏楽など習い事に影響が出る可能性がありますので矯正開始前に必ず担当医へご相談ください。ただし痛みも含め子どもの順応力は高く、1週程度で慣れる事がほとんどです。

通院のペースは?

「RMEプログラム」では、装置の型取りや装着までの際には頻繁な来院が必要ですが、装着後は月1度となります。 「MFTプログラム」では、月1度の通院が基本となります。

小児矯正は痛みますか?

成長が終わった成人の矯正と違い、成長途中の成長サポートのため痛みや違和感は少ないです。

後戻りや固定の必要は?

難しい話になりますが、歯並びという「形態」は舌や口腔周囲の筋肉の「機能」のサイズを表しています。つまり形態と機能のサイズはイコールなのです。
歯列矯正で形態だけサイズを広げ改善しても、機能が小さいままでは形態も機能と同じサイズにまで後戻りしてしまいます。そのため形態のみを治す歯列矯正では一生固定が原則です。
予防矯正で「機能」と「形態」ともに整え、お互いがイコールの関係で調和していれば原則として後戻りや一生固定はありません。
但し、後戻りでなくとも一生涯の中での食いしばりや機能の変化で歯並びと言うのは一生変化し続けます。

小児矯正のデメリットはありますか?

成人矯正と違い、小児予防矯正は成長のサポートです。デメリットと言うほどの事項はありませんが、良い意味でも悪い意味でも成長途中のため不確実性が伴います。その成長途中を利用したものが小児矯正となりますし、成長が終わってからは成人矯正となります。

小児矯正は誰でも受けられますか?

すべての症例が小児矯正で完結できるわけではありません。例えば成長不足は成長をサポートすることができますが、過剰成長を抑えつけて成長を止めることは出来ません。身長を狙った身長で止められないのと同じ原理です。その他、詳しくは当院までお問い合わせください。

矯正中に引越しになった場合は転院できますか?

やむを得ない理由でない限り、2−3年以内に転居の予定がある方の矯正は当院ではお断りしております。
矯正治療やインプラント治療、精密治療は専門性が高く、長いスパンでのメリットを考えた上で、責任を持って取り組んでいますのでご理解くださいませ。

また、当院には矯正途中での転居や、トラブルにより矯正途中から引き継ぐ患者さんが来られますが、矯正中の転院に関しては以下の2点、気を付ける必要があります。

  1. 術前の状態や、矯正の治療計画と治療経過がわからない。
  2. 同じ経営母体のグループ医院でない限り、費用は一から必要になる可能性がある。

ただし小児矯正では成長途中に行う矯正となりますので①に関して、とても判断が難しくなります。
現状の不正咬合が、その子が本来持っている成長による不正咬合なのか、改善傾向なのか、矯正が上手くいかず反作用的に生じているものなのか。

様々な要素を評価し、フォローしますが前医の診断・矯正治療に関する意見は出来ませんのでご理解ください。
矯正前のセカンドオピニオンもご対応しておりますが、同様に前医の診断・矯正治療に関する意見は出来ませんので宜しくお願い致します。

固定性の装置と着脱式の装置の違いはなんですか?

固定式と着脱式の大きな違いは作用する対象の違いです。
固定式は足場である「骨」への作用、着脱式は今生えている「歯」への作用を目的としています。
「骨」へ作用するためには
①「骨」に作用するための『強固な力』

②「骨」が出来るための『固定期間』
この2点が必要となります。

ほとんどの場合、歯並びの不正は、足場である骨格の成長不足です。
「骨」の成長不足へアプローチするためには固定性の装置で『強固な力』を使って2ヶ月拡大し、拡大後も2ヶ月の『固定期間』により、やっと骨が出来ます。
つまり毎日着脱を繰り返す装置では、ほぼ骨の形成は得られません。
更に、上顎の「骨」は10歳で成長が終わってしまうため年齢制限があります。
いま生えている『歯』を動かしたいのか、成長途中であれば足場の『骨』の成長サポートをしたいのか、それによって矯正装置も変わってきます。
当院では年齢や、鼻腔、骨格の状態とご希望を加味して装置のご提案が可能です。
お気軽にご相談ください。

健康な成長発育は親からの一生の贈り物です。興味がある方は是非一度ご相談ください。

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