歯周病治療
歯周病治療
当院は一般社団法人「歯の寿命を伸ばす会®︎」にも所属し、可能な限りご自身の歯で一生過ごしてもらいたいとの想いがあります。 そのために歯周病治療で大切なことは何か・・・ その答えは2つです。①適切な時期に治療介入すること、②歯周病に関する基礎知識をもつことです。
歯周病はsilent diseaseと呼ばれるように症状が出る事はほとんどありません。現代の人にとって一番怖い病気はガンや糖尿病、歯周病などの症状がない生活習慣病です。 これらの病気は症状がないため、適切な時期に治療介入が行われないと手遅れになる事が多いのです。 ガンの場合は患部臓器の全摘や命の危険に晒されますが、糖尿病で失明や足の切断、歯周病による心臓病や脳血管疾患、認知症リスクを筆頭に歯を失い入れ歯になる事は人生100年時代において生活の質(QOL)にとって大きな悪影響を及ぼす事となります。
歯周病学は17世紀頃から世界中で研究が行われ、現代では治療の流れや適切な治療法は確立しています。 にも関わらず、日本で適切な歯周病治療が行われていないことは歯科医師側からの情報発信不足だと言われています。症状がないために歯科医師側から適切な治療の流れや治療のタイミングについて説明がないと歯周病の進行を見守るだけの定期検診に移行してしまう事が多いのが現状です。
当院では歯周病リスクの高い方に対し、歯科医師や歯科衛生士から適切な歯周病治療と、治療をしなかった場合のリスクなど確立された治療法とリスクについて情報提供する時間を設けております。 その上で、症状がある部位の短期的な治療とともに中長期的な歯周病に対する治療も一緒にプランニングしていく事で一生ご自身の歯を残せるようになれば嬉しく想います。
歯周病は、歯周病菌によって歯周組織が破壊される慢性的な感染症です。歯周組織とは、歯を支える歯槽骨、歯肉のことを指します。歯周病は、糖尿病や心疾患、認知症などの全身疾患との関連性も証明されています。
歯周病は、silent diseaseと呼ばれ自覚症状がなく進行する病気です。進行するにつれて、以下の症状が現れます。
歯周病の治療は、進行度によって異なります。
初期段階
中期段階
重度段階
歯周病は、一度治っても再発しやすい病気です。そのため、定期的に歯科医院に通い、歯周ポケットの検査やクリーニングを受け、歯周病の再発予防を行うことが重要です。
痛みが出る可能性がある歯周病治療は、麻酔を使用するため、治療中の痛みはありません。
歯周病の進行度や症状によって異なりますが、数ヶ月から数年かかることもあります。
治療内容によって異なりますが、数千円から数万円程度です。
以下のことに気をつけましょう。
完治は難しいですが、適切な治療とメンテナンスを行うことで、症状を抑え、歯を失わずに保つことができます。