費用
15万円
治療回数
1回
リスク・副作用
「最小限の治療を行う」ということは「どうにか神経を残す」「どうにか歯を残す」ということです。
「神経を取ってしまう治療」に比べ、「神経を残す治療」は術後の痛みが出るリスクがあります。
「歯を抜いてしまう治療」に比べ、「歯を残す治療」は術後の再治療が必要なリスクがあります。
精密治療(MI治療)について
当院は一般社団法人「歯の寿命をのばす会®︎」にも所属し、可能な限りご自身の歯で一生過ごしてもらいたいとの想いがあります。
そのために必要なことは何か・・・
その答えは2つです。①健康な歯や神経をとらないこと、②適切な材料で歯を回復させることです。
今は「セラミック治療」など修復の材料ばかり注目される傾向があります。もちろん適切な材料で失われた歯の形態を回復することは大切です。但し、同等かそれ以上に、虫歯や傷んだ部位を削る際に健康な歯や神経を守ることはとても大切である事を忘れてはいけません。
当院では2002年に日本を含めた世界会議で公式声明文として合意されたMIコンセプト(詳細は下記)を遵守した治療が選択可能です。
MI治療とは
【MI治療】は【Minimal Intervention = 最小侵襲での治療】の略で2002年に出された世界会議公式声明です。世界的に人々の寿命が伸びたことにより、自身の⻭を長持ちさせる必要性が高まった背景があります。
MI治療はマイクロスコープやルーペを利用した拡大視野により極小の専用器具を使用します。
拡大視野と極小の専用器具でのMI治療が、自身の歯や神経を保存させる事を可能としました。
通常視野


顕微鏡野


顕微鏡視野なら極小の
MI専用バーを使用可能なので
- 健康な歯質を温存
- 虫歯の取り残しを無くす
MI治療のデメリット
最小限での治療は歯を守り、歯の寿命をのばすという意味ではデメリットはありません。
但し、再治療の可能性を考慮すると健康な歯も大きく削り被せてしまった方が再治療の可能性は低いこともあります。また歯の保存を頑張るより、抜いてインプラントの方が10年、20年での再治療が少ない場合があります。
歯の寿命をのばすには
『MI治療』

費用
3万円〜25万円
治療回数
1〜3回
リスク・副作用
「最小限の治療を行う」ということは「どうにか神経を残す」「どうにか歯を残す」ということです。
「神経を取ってしまう治療」に比べ、「神経を残す治療」は術後の痛みが出るリスクがあります。
「歯を抜いてしまう治療」に比べ、「歯を残す治療」は術後の再治療が必要なリスクがあります。
『セラミック修復』

費用
12万円〜15万円
治療回数
2回
リスク・副作用
保険適用材料に比較して費用が高額になります。
過度の咬合力がかかると割れる可能性があります。
この両方が達成されることで治療成功率(10年予後)が高い治療が実現できます。
逆に、保険の虫歯治療や保険の歯内治療(根の治療)に高額なセラミック修復をしても成功率は半減してしまいますので注意が必要です。
費用
MI治療 | 13万円〜25万円 治療回数:1〜5回 治療期間:約1ヶ月 |
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精密治療に関するQ&A
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精密治療は痛いですか?
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精密治療では生体の一部である健康な歯や神経を削らないため、処置中の痛みは出にくいのも特徴です。もちろん表面麻酔などの麻酔処置での痛みの軽減にも取り組んでいますのでご安心ください。
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精密治療の治療回数はどれくらいかかりますか?
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精密治療は一度の治療が60分〜90分と長時間となりますが、保険治療に比べると来院回数は少なくなります。但し、顎が弱いなど長時間の治療が疲れる場合は治療回数を分けての精密治療も可能ですのでご相談ください。
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精密治療の費用はどの程度?
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歯の状態により変わるため、レントゲン等の検査後にご説明いたします。
費用や期間などご不安な事がありましたらお気軽にご相談ください。
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精密治療にデメリットはありますか?
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精密治療は歯を守り、歯の寿命をのばすという意味ではデメリットはありません。
但し、再治療の可能性を考慮すると健康な歯も大きく削り被せてしまった方が再治療の可能性は低いこともあります。また歯の保存を頑張るより、抜いてインプラントの方が10年、20年では再治療が少ないかもしれません。
しかし、その大きく削って被せや抜歯して行ったインプラント治療に問題が起きた時にはかなり大掛かりな治療が必要となります。
歯の寿命をのばすためには、「歯を削る」「神経を抜く」「歯を抜歯する」などの処置は先に取っておく事が重要だという事です。