虫歯になりやすい食べ物、なりにくい食べ物
- 2024年11月16日
- 生活習慣
「甘いものは虫歯になりやすい」とよく言われますが、実際には、糖分の量だけでなく、食べ物の性質や食べ方なども大きく影響します。
今回は、むし歯になりやすい食べ物、なりにくい食べ物について、具体的な例を挙げながら詳しく解説し、毎日の食生活でむし歯予防に役立つ情報をお届けします。
むし歯はどうやってできる?
むし歯は、口の中の細菌が糖分を分解して作る「酸」によって、歯の表面が溶かされることで発生します。
つまり、むし歯になりやすいかどうかは、「口の中に糖分がどれくらい長く残るのか」「細菌が酸を作りやすいかどうか」がポイントになります。
むし歯になりやすい食べ物
糖分の多い食べ物
- キャンディー、キャラメル、チョコレートなど
- ケーキ、クッキー、ドーナツなどの菓子パン
- ジュース、スポーツドリンク、炭酸飲料など
- 砂糖を多く含む加工食品
粘着性の高い食べ物
- キャラメル、グミ、アメなど
- 餅、おせんべいなど
酸性の強い食べ物
酸性の強い食べ物は、歯の表面を溶かしやすく、むし歯のリスクを高めます。ただし、これらの食品を摂取した直後に歯磨きをすることは避けましょう。歯のエナメル質が弱っている状態でブラッシングすると、歯を傷つけてしまう可能性があります。
- コーラ、レモン、梅干しなど
むし歯になりにくい食べ物
糖分の少ない食べ物
- 野菜、きのこ、海藻など
- 肉、魚、卵、豆腐など
- チーズ、ヨーグルトなどの乳製品 (無糖)
食物繊維の多い食べ物
- 野菜、果物、海藻など
- 玄米、雑穀など
アルカリ性の食べ物
- 牛乳、チーズなど
- 海藻、野菜など
むし歯予防のための食生活のポイント
だらだら食いを避ける
- 食事の回数を決めて、間食を減らすようにしましょう。
- 食後は、歯磨きやうがいをしましょう。
よく噛んで食べる
唾液の分泌を促し、食べカスを洗い流す効果があります。
飲み物に気を付ける
- ジュースやスポーツドリンクなどを飲む場合は、ストローを使う、時間を決めて飲むなど工夫しましょう。
- 甘い飲み物ではなく、水やお茶を飲むように心がけましょう。
バランスの取れた食事
様々な食品をバランス良く摂取することが大切です。
まとめ
むし歯予防には、糖分の多い食べ物や粘着性の高い食べ物を控え、食物繊維やアルカリ性の食品を積極的に摂取することが大切です。また、だらだら食いを避け、食後は歯磨きやうがいをするなど、日々の食生活に気を配りましょう。さらに、むし歯予防には、食生活だけでなく毎日の歯磨きや定期的な歯科検診も重要です。かかりつけ歯医者をもち、歯磨き指導や定期的なプロフェッショナルケアを受けましょう。