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ブログ|ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科|なかもず(中百舌鳥)駅徒歩6分の歯医者・矯正歯科

歯を失う原因とは?歯を失うリスクと予防法も

こんにちは。堺市北区、地下鉄御堂筋線「なかもず駅」南海「中百舌鳥駅」より徒歩6分にある歯医者「ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科」です。

歯を1本失うイメージ

歯を失うことは、高齢者だけの問題ではありません。実際には若い世代でも、生活習慣や口腔環境によって歯を失うリスクは存在します。

歯を1本でも失うことで、噛む力が低下し、見た目や発音に影響が出るだけでなく、全身の健康にもさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

今回は、歯を失う主な原因からそのリスク、そして予防のための実践的な方法まで、幅広く解説します。自分の歯を守るために、今すぐできることを知っておきましょう。

歯を失う原因とは

虫歯になった歯を抜く様子

歯を失う原因にはさまざまなものがありますが、特に多いのが病気や外的な要因によるものです。それぞれの原因について見ていきましょう。

歯周病

歯を失う最大の原因として挙げられるのが歯周病です。

歯周病は歯を支える骨や歯茎に炎症が起こり、やがて歯がグラグラになり、最終的には抜け落ちてしまう病気です。初期段階ではほとんど自覚症状がないため、気づいたときには進行していることが多く、サイレントディジーズ(静かなる病)とも呼ばれています。

歯周病の原因は歯垢に含まれる細菌です。歯茎が腫れる、出血するといった症状からはじまり、進行すると歯槽骨(歯を支える骨)が溶かされ、最悪の場合には歯を失うことになります。進行すると治療が難しくなるため、早期発見・早期治療が重要です。

日本では成人の約8割が何らかの歯周病を抱えていると言われており、まさに国民病とも言える存在です。

虫歯

虫歯もまた、歯を失う大きな要因のひとつです。虫歯は、口の中に存在する細菌が糖を分解して酸を作り出し、その酸によって歯が溶かされることで発生します。

初期の虫歯であれば削って詰め物をすることで治療可能ですが、放置すると歯の神経まで達し、強い痛みが出たり、歯の内部が感染したりします。その結果、歯を抜かなければならない場合もあります。

特に高齢者では、歯茎が下がることによって露出した歯の根元に虫歯ができやすく、進行が早いのが特徴です。虫歯は歯1本だけの問題ではなく、放置することで周囲の歯や全身の健康にまで悪影響を与えることがあります。

外傷や事故

転倒やスポーツ中の衝突、交通事故などによって歯を失うケースもあります。こうした外傷による歯の喪失は、年齢に関係なく誰にでも起こり得ます。特に子どもや高齢者は転倒のリスクが高く、注意が必要です。

また、歯ぎしりや食いしばりによる慢性的な力の負担が原因で歯にひびが入ったり、割れたりして抜歯に至ることもあります。転倒や事故などの突然の衝撃で歯が抜けた場合、迅速な対応が求められます。

予防のためには、スポーツ時のマウスガードの着用や、転倒防止の環境整備が有効です。

歯を失うリスク

歯を失うリスクのイメージ

歯を失うと、見た目や機能面だけでなく、全身にさまざまな影響が及びます。ここでは、歯を失うことによって生じるリスクについて詳しく解説します。

噛む機能の低下

歯が抜けると、食べ物を噛み砕く力が弱くなり、食事の満足度が低下します。特に硬いものや繊維質の多い食材を避けるようになると、栄養の偏りが生じ、体調不良の原因にもなりかねません。

また、よく噛むことは消化を助ける役割もあるため、消化器系への負担も大きくなります。噛む回数が減ることで唾液の分泌も少なくなり、口腔内の自浄作用が低下し、さらに口腔トラブルが起こりやすくなるという悪循環に陥る可能性もあります。

見た目の変化

歯を失うことで口元の印象が大きく変わることがあります。特に、笑顔や会話の際に見える前歯を失うと、見た目への影響は顕著です。また、奥歯を失うと顔の輪郭が崩れたり、頬がこけて老けた印象を与えたりすることもあります。

これにより、人前で話すことや笑うことに抵抗を感じ、対人関係に消極的になるケースも少なくありません。見た目の変化は心理的なストレスにもつながり、日常生活の質を低下させる要因となります。

発音の変化

歯が抜けると、空気の流れや舌の動きが変わり、発音に影響を及ぼすことがあります。特にサ行やタ行など、前歯を使って発音する音が不明瞭になりやすく、話しにくさや聞き取りにくさが生じることがあります。

会話の中で自分の発音に違和感を覚えると、人と話すことを避けるようになり、コミュニケーションの機会が減る可能性もあります。これは特に高齢者において、社会的な孤立のリスクを高める要因の一つになります。

認知症のリスク

近年の研究では、歯を失うことが認知症のリスクを高める可能性があると報告されています。

噛むことは脳への刺激を与える行為であり、歯の本数が少なくなることでその刺激が減少し、認知機能の低下に繋がると考えられているのです。また、歯を失うことで社会的な活動が減ることも、認知症のリスク要因とされています。

入れ歯やインプラントなどで噛む機能を補うことは可能ですが、やはり自分の歯で噛むことに勝るものはありません。歯を守ることは、脳の健康を守ることにもつながるのです。

歯を失うのを防ぐためには

歯を失うのを防ぐために歯磨きを欠かさない女性

歯を失わないためには、日々の予防が何よりも大切です。ここでは、実践しやすい予防法をご紹介します。

正しい歯磨き

歯を健康に保つための基本は、毎日の歯磨きにあります。

しかし、磨いていることと、正しく磨けていることは別物です。磨き残しが多いと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

効果的に汚れを落とすためには、力を入れすぎず、歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当てて小刻みに動かすことが大切です。

また、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することで、歯ブラシの毛先が届かない細かい部分に付着した汚れも落とすことができます。

1日2〜3回の歯磨きを習慣づけ、特に夜寝る前のケアは丁寧に行いましょう。さらに、歯ブラシは1ヶ月を目安に交換し、いつも清潔な状態で使うことも忘れてはいけません。正しい歯磨きの方法を身につけることが、歯を守る第一歩です。

食生活の改善

毎日の食事は、歯の健康を左右する重要な要素です。

甘いお菓子やジュースなど、糖分を多く含む食品を頻繁に摂取すると、虫歯菌が活発に活動し、歯を溶かす酸が発生しやすくなります。特に、間食やダラダラ食べの習慣は、口の中が酸性に傾いた状態が長く続くため、虫歯のリスクを高めます。

一方で、食物繊維が豊富な野菜や、よく噛む必要がある食材は、唾液の分泌を促し、口腔内を清潔に保つ効果があります。カルシウムやビタミンC、ビタミンDなどの栄養素も、歯や歯茎の強化に役立ちます。

加工食品や柔らかい物ばかりに偏らず、栄養バランスの取れた食事を心がけることで、歯の健康を内側から支えることができます。

歯ぎしり・食いしばりの改善

歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに行われることが多く、歯や顎に大きなダメージを与える原因となります。

これらの習慣はストレスや睡眠の質と関係しており、長期間続くと歯がすり減ったり、ひびが入ったり、最悪の場合には歯が割れて抜歯が必要になることもあります。

日中に強く噛みしめていることに気づいたら、まずは意識的にリラックスすることが大切です。また、歯科医院でナイトガードと呼ばれる専用のマウスピースを作り、就寝時に装着することで、歯ぎしりや食いしばりによって歯に加わる力を分散させることができます。

根本的な改善のためには、ストレスのコントロールや睡眠環境の見直しも重要です。歯ぎしりや食いしばりは軽視せず、早めの対処を心がけましょう。

禁煙

喫煙は歯周病の大きなリスクファクターです。タバコに含まれる有害物質が歯茎の血流を悪化させ、免疫力を低下させることで、歯周病が悪化しやすくなります。さらに、歯肉の腫れや出血といった初期症状が出にくくなるため、気づかぬうちに進行してしまう恐れもあります。

禁煙することで、口腔内の健康だけでなく全身の健康にも良い影響をもたらします。歯を守るためにも、ぜひ禁煙を検討してみてください。

定期的な歯科検診

自覚症状がなくても、定期的に歯科医院でチェックを受けることは非常に重要です。歯周病や虫歯は初期段階では症状が出にくく、放置すると進行する可能性があるため、早期発見がカギとなります。

歯科医師や歯科衛生士による専門的なクリーニングを受け、自宅ケアだけでは落としきれない汚れを除去してもらうことで、より良い口腔環境を維持できます。

まとめ

健康な歯で食事を楽しむ家族

歯を失う原因には、歯周病や虫歯、事故や生活習慣など、さまざまな要素が関係しています。1本でも歯を失うと、噛む力の低下や見た目の変化、生活の質にまで悪影響を及ぼす可能性があります。

しかし、毎日しっかり歯磨きをすること、生活習慣を見直すこと、そして定期的に歯科検診を受けることによって、歯の喪失は十分に防ぐことが可能です。

今日からできる小さな習慣の積み重ねが、大切な歯を守ることにつながります。大切な歯を1本でも多く残すために、今この瞬間から意識して行動を始めましょう。

お口の健康を守りたいとお考えの方は、堺市北区、地下鉄御堂筋線「なかもず駅」南海「中百舌鳥駅」より徒歩6分にある歯医者「ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者さまの幸せな健康人生を側でそっと支える名脇役でありたいという想いで診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正歯科やホワイトニング、インプラント治療などにも力を入れています。

当院の診療案内ページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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