ヘッダー画像

ブログ

ブログ|ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科|なかもず(中百舌鳥)駅徒歩6分の歯医者・矯正歯科

歯周病を予防するには?症状・原因・治療法も合わせて紹介

こんにちは。堺市北区、地下鉄御堂筋線「なかもず駅」南海「中百舌鳥駅」より徒歩6分にある歯医者「ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科」です。

歯周病になった女性の口元

歯周病が進行すると歯を失うだけではなく、全身に影響を与える可能性があります。歯周病は健康寿命に関係する疾患とされており、長く健康的に生きるためには歯周病予防を日頃から心がけることが大切です。

歯周病は生活習慣が原因で発症・進行することが多いため、原因を知って予防策を講じましょう。

ここでは、歯周病の予防法と併せて、症状や原因、治療法について解説します。

歯周病の症状

歯周病になった歯茎のイメージ

歯周病になると、少しずつ歯茎や歯を支える骨が破壊されていき、最終的には歯が抜けてしまいます。

しかし、初期段階では自覚症状がないことが多いです。そのため、放置されることが少なくありません。初期症状も把握しておけば、早期に対応できるようになるでしょう。

ここでは、歯周病の進行の流れから症状を解説します。

歯肉炎

歯と歯茎の間の溝である歯周ポケットは、健康な歯茎の場合は1~2mmの隙間になります。歯垢が蓄積されて歯茎に炎症が起こると歯肉炎になり、歯周ポケットが2~3mmに拡大します。

歯肉炎ではほとんど自覚症状がなく、歯茎が少し赤く腫れている状態です。ブラッシングによって歯ぐきから出血することがあります。

軽度の歯周病

歯肉炎が進行すると顎の骨にまで炎症が進み、歯周炎と呼ばれる状態になります。

歯周ポケットの深さは3~5mmになり、歯と接している部分の歯茎がさらに腫れます。

ブラッシングで出血するようになり、冷たいものがしみることがあります。

中等度の歯周病

歯周病がさらに進行し、歯周ポケットの深さが4~7mmになると中等度と判断されます。

顎の骨の半分程度が溶かされた状態になるため、歯のぐらつきや浮いたような感覚を覚えるようになります。

歯茎からは出血だけではなく膿が出るようになるため、口臭も気になるようになるでしょう。

重度の歯周病

歯周ポケットの深さが6mm以上になり、顎骨が半分以上溶かされている状態です。歯がグラグラと揺れるようになり、最終的には抜けてしまいます。

歯茎の後退が進んでいるので歯が長く見えるようになり、食べ物もよく詰まるようになります。

歯周病の原因

歯周病の原因となる喫煙をする男性

歯周病の原因は、歯垢(プラーク)という細菌の蓄積です。歯垢が蓄積して繁殖すれば毒素を出すため、炎症を引き起こします。

歯垢を放置すれば石灰化して歯石になり、歯磨きでは除去できなくなり、より歯周病が進行します。歯垢や歯石が蓄積する原因は、主に日常生活と口内環境にあります。

正しく歯磨きができていない

食後に歯磨きをしない、綺麗に歯を磨けていないなど、適切な歯磨き習慣をできていないと歯垢が蓄積されて歯周病を引き起こします。とくに、歯と歯の隙間は磨き残りが起こりやすく、デンタルフロスや歯間ブラシでケアする必要があります。

歯並びの悪さ

歯並びが悪いと、食べ物が歯に詰まりやすくなります。歯と歯が重なっている部分があると歯磨きのブラシが届きにくいので、磨き残りが起こりやすく汚れが蓄積されます。

そのため、歯並びが整っている人に比べると、歯並びが悪い人は歯周病のリスクが高いといえます。

喫煙

喫煙者は非喫煙者に比べると歯周病にかかりやすく、悪化しやすいです。タバコに含まれるタールは粘り気があるので、汚れを吸着しやすいからです。

また、タバコに含まれる有害物質はビタミンCを破壊し、新しい歯茎を生成することを阻害します。ニコチンが血流不良を招いて免疫力を低下させることも、歯周病の悪化を助長させる原因です。

ストレス

人間関係や仕事などでストレスを感じることは誰にでもあるでしょう。日々のストレスが蓄積されると自律神経のバランスが乱れ、唾液の分泌量が減少します。

唾液は口腔内の汚れを洗い流す作用があるため、減少すると歯周病のリスクが高まります。また、自律神経が乱れると免疫力が低下することも、歯周病の発症や進行に影響します。

食生活の乱れ

間食で糖分を多く取っていると、歯垢が作られやすくなります。また、柔らかい食べ物ばかり食べていると噛む回数が減って唾液量が減少し、歯周病が起こりやすくなります。

インスタント食品やファーストフードばかり食べるなどして栄養バランスが悪いと、免疫力が低下するため、歯周病の進行を助長させます。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりなど、歯に強い力をかける習慣は、歯の組織を破壊する原因です。歯と歯茎の隙間を大きくするため歯垢が溜まりやすくなり、歯周病を引き起こします。

女性ホルモンの乱れ

女性の場合、女性ホルモンのバランスが乱れるタイミングで歯周病が起こりやすいです。女性ホルモンの分泌が増加すると、歯周病菌の増殖しやすくなるのです。

そのため、女性ホルモンを作り始める思春期や、女性ホルモンが活発になる妊娠・出産の時期に歯周病が起こりやすくなります。

歯周病の予防法

歯周病予防のために丁寧に歯磨きをする女性

歯周病は気付かない間に徐々に進行していくため、日頃から予防を心がけることが大切です。ここでは、歯周病の発症や進行を防ぐためにできることをご紹介します。

丁寧な歯磨き

歯周病の原因は歯垢なので、歯垢が蓄積されないように毎日の歯磨きで綺麗に取り除くことが歯周病予防の基本です。歯周病菌は、歯と歯茎の溝である歯周ポケットに生息するため、歯の表面だけではなく歯周ポケットも意識して歯を磨くことが大事です。

歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に当て、軽い力で磨きましょう。歯ブラシだけでは汚れが落としきれないため、デンタルフロスや歯間ブラシも活用することを推奨します。

定期的な通院

歯磨きで落としきれなかった歯垢は、歯石に変化し歯ブラシでは落とせなくなります。どれだけ綺麗に磨くことを意識していても、歯磨きだけで汚れを全て落としきることは難しいため、定期的に歯科医院でクリーニングをしてもらいましょう。

定期的に通院していれば、歯周病の早期発見・早期治療も可能です。

禁煙

タバコに含まれる有害物質は、歯周病を引き起こす原因です。喫煙をしていると、歯茎の色が悪くなるため歯周病に気付きにくく、進行してから治療を始めるケースも少なくありません。

禁煙は、歯周病予防にもなりながら、全身の健康を向上させることにもつながります。

生活習慣を整える

生活習慣の乱れは、免疫力を低下させ歯周病の発症や進行を助長させます。しっかり睡眠をとり、規則正しい食生活を心がけましょう。

食事の栄養バランスを気にするだけではなく、しっかり食べ物を噛むことも大切です。また、ストレスは溜めこまずに、日頃から少しずつストレスを発散させましょう。

歯周病の治療法

歯周病治療に使用する器具

歯周病になってしまった場合は、進行度に応じた治療を行います。主な歯周病の治療方法は、以下の通りです。

プラークコントロール

歯周病を改善するには、口腔内の歯垢(プラーク)を取り除く必要があります。歯垢を除去するには、日常の歯磨きが重要な役割を果たします。

正しい歯磨きができるように、歯科医院では歯磨き指導を行います。磨き残しの多い部分を確認し、どのように磨くべきか指導してもらうことが可能です。

また、歯の状態に合った歯ブラシの選び方や、正しい歯ブラシの使い方なども教えてもらえます。

歯石除去

歯垢が石灰化すると歯石になり、歯ブラシでは除去できません。歯科医院では、スケーラーと呼ばれる専用の器具で歯石を除去していきます。

また、超音波などで歯石を破壊し、水で洗い流します。歯石を除去すれば、歯周病菌を大幅に減らすことが可能です。

歯周外科治療

歯周病が進行している場合、歯茎を切開する歯周外科治療を行います。歯周外科治療では、スケーラーなどでは届かない歯周ポケットの深層部の歯石を除去できます。

また、歯周病によって溶かされてデコボコになっている骨を滑らかにし、掃除しやすい環境を作ります。

抜歯

歯周病が重度に進むと、周囲の歯にも影響を与える可能性があります。そうした場合は、抜歯を検討します。抜歯後は、義歯やブリッジ、インプラントなどで失われた歯を補います。

まとめ

歯周病ケアをして健康に過ごす女性

歯周病は気付かないうちに進行するため、日頃から丁寧な歯磨きで歯垢を取り除くことが大切です。

しかし、日常の歯磨きだけでは綺麗に汚れを落としきることは困難です。定期的に歯科医院を通院し、クリーニングを受けましょう。また、禁煙や食生活の見直しなど生活習慣を整えることも歯周病予防につながります。

歯周病を予防したいとお考えの方は、堺市北区、地下鉄御堂筋線「なかもず駅」南海「中百舌鳥駅」より徒歩6分にある歯医者「ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者さまの幸せな健康人生を側でそっと支える名脇役でありたいという想いで診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正歯科やホワイトニング、インプラント治療などにも力を入れています。

当院の診療案内ページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

ページTOPへ戻る