予防歯科とは?行う内容やメリット・注意点も
こんにちは。堺市北区、地下鉄御堂筋線「なかもず駅」南海「中百舌鳥駅」より徒歩6分にある歯医者「ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科」です。

近年、歯科医療の世界では、予防歯科という考え方が重視されてきています。これまでの歯科治療といえば、虫歯ができてから治す、歯が痛くなってから通うというのが一般的でした。
しかし、予防歯科はトラブルが起こる前の予防に重きを置いた考え方です。歯科医院は治療を受ける場所という従来のイメージから、健康維持や口内環境を整えるために通う場所へと変わりつつあります。
今回は、予防歯科の基本的な考え方や具体的な内容、メリット・注意点、頻度の目安まで詳しく解説します。将来の自分の歯を守るために、今できることを知っておきましょう。
予防歯科とは

予防歯科とは、虫歯や歯周病などの口腔内のトラブルを未然に防ぎ、健康な歯や歯茎を保つことを目指した歯科医療です。痛みや症状が現れてから治療するのではなく、そもそも病気にならないようにすることを目的としています。
具体的には、歯科医院での定期的な検診やクリーニング、フッ素塗布、ブラッシング指導などがあります。あわせて、歯科医師や歯科衛生士が生活習慣のアドバイスを行うこともあります。
予防歯科で行う内容

予防歯科では、口腔内の状態に合わせてさまざまなケアが行われます。ここでは、予防歯科で行われる内容について解説します。
歯のクリーニング(PMTC)
PMTCとは、専用の器具を使用して、歯の表面や歯と歯の間、歯ぐきの境目に付着したプラーク(歯垢)やバイオフィルム、着色汚れを除去する処置です。
こうした普段の歯磨きでは除去しきれない汚れを落とすことで、汚れの再付着を防ぎ、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。処置後には歯の着色汚れが落ちることで、見た目の印象もよくなるでしょう。
フッ素塗布
フッ素には歯を強くする働きがあり、歯の表面に塗布することで虫歯の予防に役立ちます。歯科医院では、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素よりも高濃度のものを使用できるため、家庭でのケアよりも虫歯を予防しやすくなります。
特に、歯が生えて間もない乳幼児や小学生、虫歯ができやすい方、高齢の方などは、フッ素塗布を受けておくとよいでしょう。
ブラッシング指導
ブラッシング指導では、日々のセルフケアの質を上げるために、歯科衛生士が正しい歯磨き方法を指導します。歯ブラシの選び方から動かし方、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方まで、お口の状態や生活習慣に合わせてアドバイスを行います。
自分では気づきにくい磨き方の癖を知るきっかけにもなり、毎日のケアを見直すことにつながるでしょう。
定期的な口腔内チェック
予防歯科では、虫歯や歯周病を早い段階で見つけるために、口腔内チェックが行われます。具体的には、歯科医師が専用の器具で歯や歯茎の状態を確認し、虫歯の有無や歯周ポケットの深さを測定します。
必要に応じてレントゲン撮影を行い、肉眼では確認できない歯根や骨の状態を把握することもあります。
予防歯科のメリット

予防歯科を続けることには、さまざまなメリットがあります。以下では、具体的な利点について詳しく紹介します。
虫歯や歯周病の早期発見につながる
予防歯科では、虫歯や歯周病の兆候を早期に発見できることが大きなメリットです。プラークの蓄積や歯ぐきの炎症など、本人が気づきにくい初期段階の変化にも、定期的な診察を受けることで気づきやすくなります。
例えば、早い段階で虫歯に対処できれば、削ったり抜いたりする治療をせずに済む可能性もあるでしょう。
歯の健康を維持しやすくなる
予防歯科では、クリーニングやフッ素塗布といったケアによって、虫歯や歯周病になりにくい口内環境を作ります。歯の汚れを定期的に取り除いて細菌の繁殖を抑え、フッ素で歯を強くすることで、虫歯の発生そのものを防ぎます。
また、歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットなど、自分では清掃しにくい部分もケアできるため、磨き残しが原因で起こる虫歯や歯周病も防ぎやすくなるでしょう。
口臭の予防につながる
口臭の主な原因は、歯周病や舌苔(舌の汚れ)、虫歯による細菌の増殖です。予防歯科では、プラークや歯石の除去、舌の清掃、正しいブラッシング指導を通じて、口臭の原因となる汚れを取り除きます。
定期的なクリーニングで口の中の細菌が減ると、口臭も抑えやすくなります。
予防歯科を受ける際の注意点

以下に、予防歯科を受けるうえで注意しておきたい点について解説します。
定期的な通院が必要になる
歯石やプラークは、一度クリーニングをしても数か月で再び付着します。そのため、これらがたまりきる前に取り除けるよう、3〜6か月に1回の通院が目安とされています。
ただし、通院の間隔は口の状態によって異なります。歯周病のリスクが高い方や矯正治療中の方は汚れがたまりやすいため、より短い間隔での通院をすすめられることもあります。無理なく続けられるよう、通いやすい歯科医院を選んでおくとよいでしょう。
費用がかかる
予防歯科には、保険が適用されるものと自費診療になるものがあります。保険診療で3割負担の方なら、1回3,000〜5,000円程度が目安です。予防目的のPMTCやフッ素塗布は自費診療となることも多く、費用は歯科医院によって異なります。
PMTCは1回5,000円〜1万円程度、フッ素塗布は2,000〜3,000円程度が目安ですが、定期的に通うと年間で数万円程度かかる場合もあるため注意が必要です。
毎日のセルフケアも必要になる
歯科医院での施術だけで、すべての口内トラブルを防げるわけではありません。予防歯科では、歯科医院での処置に加えて、日々の歯磨きや生活習慣の見直しといったセルフケアも重要になります。
健康な歯を維持するためには、自宅での正しいブラッシングに加えてフロスを活用するなど、毎日のケアを丁寧に行うことが大切です。
予防歯科に通う頻度

予防歯科に通う間隔は、口腔内の状態によって変わります。ここでは、予防歯科に通う頻度の目安を詳しく解説します。
一般的な通院頻度
予防歯科に通う頻度の目安は、一般的に3〜6か月に1回です。これにより、歯石の再付着や歯周ポケット内の細菌の増殖が進む前に、クリーニングを受けられます。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。実際の頻度は、検査結果や生活習慣などを考慮し、歯科医師と相談しながら決めていきます。
虫歯や歯周病のリスクが高い方
過去に虫歯が多かった方や歯周病の治療歴がある方は、1〜2か月に1回程度の通院が望ましいとされています。特に、歯肉に炎症がある方や歯周ポケットが深い方は、短い間隔で専門的なクリーニングとチェックを受けるとよいでしょう。
また、妊娠中の方や矯正治療中の方も口腔環境が変化しやすいため、通常より短い間隔で受けることがあります。
子どもの場合
成長期の子どもは口内の状態が変化しやすく虫歯のリスクも高いため、定期的に確認してもらう必要があります。目安は、大人と同じく3〜6か月に1回です。特に、乳歯が生えそろい始める時期や永久歯への生え変わり期には、虫歯や噛み合わせの異常などが生じやすいため、こまめなチェックが欠かせません。
まとめ

予防歯科は、虫歯や歯周病といったトラブルを防ぐための処置です。歯のクリーニングやフッ素塗布、ブラッシング指導、定期的なチェックを通じて初期の異変を早く見つけることで、健康な歯の維持につながります。
ただし、健康的な状態を保つには続けて通うことが大切です。通院の目安は3〜6か月に1回ですが、費用や頻度はお口の状態によって変わります。
痛くなってから通うのではなく、健康なうちから予防歯科を取り入れて未来の歯の健康に役立てましょう。
予防歯科を検討されている方は、堺市北区、地下鉄御堂筋線「なかもず駅」南海「中百舌鳥駅」より徒歩6分にある歯医者「ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者さまの幸せな健康人生を側でそっと支える名脇役でありたいという想いで診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正歯科やホワイトニング、インプラント治療などにも力を入れています。

■この記事の監修者
井阪 憲哉
経歴
- 大阪歯科大学卒業
- 医療法人よつば徳祐会 松井歯科 医長
- 医療法人NINE NETWORK 竹山歯科口腔医院 副院長
- 医療法人おだデンタルクリニック 非常勤
- 岡山大学病院 口腔インプラント科 在籍中
資格・所属学会
- 国際インプラント学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 臨床歯周病学会
- インビザライン矯正 認定医
- 日本IOBアライナー矯正歯科学会
- 日本アライナー矯正歯科研究会
- デジタルアライナー矯正研究会
- 日本糖尿病協会
- 日本老年歯科医学会
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
- 日本離乳食・小児食育学会
- 日本BLW協会
- 顎顔面口腔育成研究会
- 国際食育士協会認定 歯科食育士
- 食育アドバイザー/上級食育アドバイザー
- 口育士
- 子ども指導エキスパート(自閉症・発達障害・ADHD)
- オーラルセルフケアマイスター認定


